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コーポレートサイト運用白書

アクセス数に応じてブランド表示順が変動、日清食品HDの新コーポレートサイト

日清食品ホールディングス

スローモーションで流れるビジュアルが印象的なnissin.comトップページ。構造はごくシンプルで、「製品」「お客さま窓口」などわずか6つの入口を介して、各商品のアレルゲン情報やよくあるQ&Aなどが集約されている。ブラウザの幅を縮めるとそのままスマートフォン表示を確認できる。

グループシナジーを生み出すことを目的に4月に誕生した「nissin.com」。アクセスすると、インスタントラーメンができ上がるのを待つ時間にちなんだ3分間のカウントダウン表示とともに、商品やそれを食べる人の笑顔、卵を割る瞬間などが動画で流れ、イメージを膨らませる。

日清食品は、2008年にホールディングス化した。その際、コーポレートサイトは企業情報のみとし、製品に関する情報は各事業会社に運営を任せた。「当時は独立性を優先していたんです」と広報部の松尾知直氏。だが、実際は看板商品を擁する日清食品のサイトへのアクセスは多いが、それを他の事業会社には活かせず、予算が限られるブランドは、簡易な特設ページが乱立するなど、ガバナンスも取れていなかった。そこで、各事業会社ごとのコーポレートサイトをnissin.comへ統合。製品情報やCM、キャンペーン情報などを集約し、情報発信力を強化。予算的に独立したサイトを持てないブランドには、nissin.com内でランディングページを開設可能にした。

サイト構造は、ごくシンプル。必要な情報を提供しながら ...

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