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押さえておきたい広報の基本

根拠のない「日本一」リリース、多発していませんか

編集部レポート

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イラスト/岡田丈(vision track)

キャッチーにまとめたいという思いから、ついつい誇張表現になってしまいがちなリリース。ただし、主観的で根拠を示せない表現は、そもそも記者に刺さらないばかりか、信用を落とすことにもつながるため要注意だ。

多少の誇張表現は許容範囲 「日本一」と言っちゃおう!

どんな表現でも、基本的に根拠は必ず必要。逆に根拠を示せない表現は、メディアにも一切刺さらないばかりか信用を損なうことに。事実としてデータを示すことができるのであれば、「日本一」や「世界初」などの表現は規模感も分かりやすく、記事の見出しにもなりやすいため極めて有効。逆に「世界一おいしい」など、主観的で根拠を示せない表現は、そもそも記者に刺さらない。「日本一」など、答えがひとつしかないものについては特に根拠が必要だ。それが元になって露出される場合には、記者は必ず根拠を突いてくる。

キャッチーな表現をするからには、それに関してきちんと説明する責任がある。対して“最大級”など、答えが一つでないものについては、そこまで明確な根拠は求められないため、ある程度使いやすい表現ではある。ただし、明らかに表現として的確でない場合もあるため、常識の範囲内での見極めが必要。

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