浜松市のマスコットキャラクター「出世大名家康くん」は、市制100周年を記念して2011年に誕生。「徳川家康公の生まれ変わり」というその姿は、頭に浜名湖特産のうなぎのちょんまげを乗せ、袴はヤマハやカワイなどの楽器メーカーが集う「音楽のまち」を表すピアノ鍵盤柄、着物には特産のみかんを模した家紋をあしらった。全国公募で集まったキャラクター824点の中から、徳川家康公が29歳から45歳までの働き盛りの時期を過ごしたという「出世の街」にふさわしいと選ばれた。
「ゆるキャラグランプリ」では、2011年の初出場37位から、2012年は7位、昨年は準グランプリと、順調に出世中。昨年はグランプリ獲得には届かなかったため、公約としていたちょんまげを切り落して「出家」。都内で行われた断髪式には、多くのマスコミが集まった。担当者は「これまでで一番多くマスコミに取り上げてもらった」と明かす。