日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

メディアリレーションズ大特集

OK/NGの境界線は?メディアに可愛がられる秘訣

吉柳さおり(プラチナム)×嶋浩一郎(博報堂ケトル)×中川淳一郎(ニュースサイト編集者)

メディアとの関係性は、一朝一夕では築けない。前のめりに攻めたら良いというものでもないし、引きすぎてもダメ。売り込む側、売り込まれる側のベテラン3人が本音トークで語ります。

036_01.jpg

中川▶吉柳さんは学生時代に、すでにプロモーターとして身を立てていたと聞いています。

吉柳▶20歳の時にはすでに、PR会社のテレビ担当として働いていました。新聞のテレビ欄でテレビ局の代表電話番号を調べては、学校から日々30件ぐらいプロモートのアポを取るための電話をして、社会人のふりをしてテレビ局に通っていましたね。テレビのエンディングロールを録画して、プロデューサーやディレクター、曜日担当ディレクターなどの名前を全部メモして当たっていましたし、局内に潜入できた時は、連絡ボードに書いてあるスタッフの序列とか全部メモしていました。

嶋▶僕は今でも、テレビのワンクールごとに番組のスタッフのテロップをエクセル化してます。プロデューサーから美術さんまで。これ、基本情報だし。代表に電話すればつないでくれるし。それから制作スケジュールを把握することも大事。校了したから明日なら編集者に会いに行っても大丈夫とかわかるしね。

中川▶メディア側の認識だと、PR会社の人は、「何かを自分の媒体に押し込みたいウザイ人」ですが、たまに欲しかったものを持ってきた時は超感謝。

嶋▶自分が掲載したいネタじゃない話の時でも、媒体に役立つ情報があれば持っていく。いかに「こいつは俺にネタをくれる」って思わせるか。都合のいい時だけ尻尾をふっても信頼されないでしょ。

吉柳▶自分が売り込みたいものと別の話をするのは大事ですよね。私は最初にノウハウを得たかったので、「あなたの番組の役に立てることを何でも調べてくるので、1つ役に立てたらテレビに取り上げてもらえる方法を教えてください」というところから始めました。「じゃあ、大学生で流行っているものを調べてきてくれる?」みたいな感じで言われて、企画書をファクスしていましたね。

あと84%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

メディアリレーションズ大特集 の記事一覧

記者との関係づくり、重要なのは「情報の質」に尽きる
自社にマイナスの記事が露出。その時広報はクレームを入れるべきか?
言い方次第で広報の無能さを露呈。スマートなクレームの入れ方とは?
「めざましテレビ」チーフプロデューサーが語る、魅力的なオフィスとは
あなたは記者とつながる派?SNSあるある事件簿
記者が心惹かれる広報イチ押しの接待場所
ハプニングも怖くない。すべてのメディアが満足なイベントのつくり方
チャペルに銭湯、博物館。記者の気持ちをアゲる発表会の場
広報を信じる記者を裏切れない、その気持ちが原点
「3秒で返信」のツワモノも。人脈獲得の小技テクニックを大公開
エステーの「消臭力」を支える、「消臭を絵で見せる」研究施設
「LINE躍進の鍵はユーザー行動のリサーチにあり」と言わしめたLINE本社内の施設とは?
「タイトルが9割」、2秒でメディアを誘惑する言葉
「ムヒ」開発の裏に、1匹60円の蚊ーわが社のとっておきの場所(4)
滑っても味になればOK、「日本一の嫌われ芸人」NON STYLEの発信術
「あまちゃん」で注目度アップ、三鉄の車両基地 見学ツアー
王道からやっかい系まで...タイプ別メディアの取り扱い方
美人広報のどぶ板営業、その工夫とアイデア
美人広報のどぶ板営業、メディアキャラバンの1日に密着
鮮やかなサリーでお出迎え、コンシェルジュ付き沖電気の社食ーわが社のとっておきの場所(2)
東京タワーの電球交換、高所作業の迫力ある映像がメディアの人気にーわが社のとっておきの場所(1)
OK/NGの境界線は?メディアに可愛がられる秘訣(この記事です)
元サッカー日本代表 宮本恒靖さんが語る、メディアを味方につける自己演出法

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する