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経営トップ 販促発想の着眼点

これまでにない面白い通販番組 長年の夢を叶えた商品が大ヒット

買えるAbemaTV社

ユニークかつ効果的なプロモーションを展開する企業のトップに、どのような視点で販促を考え、展開しているのかを聞く。

買えるAbemaTV社 取締役
伊達学(だて・まなぶ)氏

法政大学卒業後、2002年にサイバーエージェント新卒入社。入社以来、インターネット広告事業に従事し、インターネット広告事業本部の統括を務める。2014年、執行役員に就任。現在は「買えるAbemaTV社」取締役兼販売部長を務める。

販売商品数を画面にリアルタイム表示

インターネットテレビ「AbemaTV」で初の通販番組「革命的ショッピングバラエティ買えるAbemaTV社」がことし2月にスタートした。AbemaSPECIALチャンネルで、毎週木曜日夜11時から放送している1時間の生番組だ。

視聴者層は20歳代〜40歳代がメイン。番組スタート早々、販売したレトルトカレー「一条もんこ監修 あしたのカレー」は、現在までに7000食以上を販売するなど、ヒット商品も誕生している。

商品を販売するのは、同番組が“ハンバイヤー”と呼ぶ人たち。商品の仕入れを行う「バイヤー」と、番組を通じた「販売(ハンバイ)」を両方行う職種という意味の造語だ。

これまでに、カレーマニア、キャンプ大好き芸人、歌舞伎町ナンバーワンホスト、プロの実演販売士など、商品に対して熱い思いを持つ、個性豊かなハンバイヤーたちが番組で商品をプレゼンテーションし、販売してきた。

「プレゼンした商品の売れ行きが、もしかんばしくなかったら、ハンバイヤーは番組を“卒業”したり、またハンバイヤー同士の“対決”を演出したりと、リアリティと同時に、バラエティ番組の要素も盛り込んで、構成しています。目指すのは、これまでにない面白い通販番組です」(買えるAbemaTV社 取締役 伊達学氏)

同番組は収録ではなく“生放送”のような配信形態も大きな特徴。リアルタイム配信だからこそ生きる演出のひとつが、商品の販売個数を表示するカウンターだ。ハンバイヤーがプレゼンテーションを始めてから売れた商品の数がリアルタイムで表示される。

逐次、残りの商品数を知らせ、購入を促すのはテレビの通販番組では常套手段だが、ネット配信番組の利点は、あとからでも見られる点。商品が品切れになっていなければ購入できる。

出演者の自然なリアクションが魅力
買えるAbemaTV社の出演者は、商品の売れ行きなどに対して、自然な感じでリアクションする。その点も、従来の通販番組とは異なっていると言える。写真は「ふくうどん」を販売したときのようす。放送後1週間で1000食以上を売り上げるヒット商品となった。

夢をカタチにする番組が視聴者から大きな反響

「冒頭で紹介したレトルトカレー「一条もんこ監修 あしたのカレー」は、年間に800皿ものカレーを食べるというカレー大好き女子、一条もんこさんが、自分が本当に食べたいオリジナルカレーを独自に開発し、売り出したものだ …

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