スポーツチームの「集客施策」は、小売業やサービス業でも応用が利くはず。今月は、6年でファンクラブ会員数が5倍になった大宮アルディージャの集客術について話を聞いた。
ファンがファンを呼ぶ満足度を向上させる秘訣とは
大宮アルディージャのシーズンは、ファンであれば誰でも参加ができる「サポーターズミーティング」から始まる。2016年シーズンのミーティングは1月に開催され、総勢約300人が参加した。
サポーターズミーティングでは、クラブ側からサポーターに向けて方針が発表。事前に寄せられた質問をもとに質疑応答の場も用意される。
とはいえ300人の大会議では、到底深い議論は交すことはできない。そこで同クラブでは必要があれば後日に数十人単位でもミーティングを開き、サポーターの声を取り入れている。会議のテーマも「グッズ販売」や「集客」などひとつに絞ることで、自分たちだけでは気付けない意見も出てくるという。
クラブ運営について取締役事業本部長の久保田剛氏は …
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