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<業界動向>
佐川、ベトナムに大型の物流施設生鮮品や医薬品の物流も行う
佐川急便を傘下に持つSGホールディングスのベトナム現地法人であるSGベトナムは、ドンナイ省において大型の物流施設の営業を11月11日より開始した。
経済成長著しいベトナムは、東南アジアの生産拠点、消費市場として日系企業および外資企業から注目されている。
営業を開始した物流施設では、温度調整が可能なため、生鮮品や医薬品の物流も行う。
<新サービス>
ネスレ日本、日本初のサービス開始 IBM Watsonを導入
飲料・食料メーカー大手のネスレ日本は、日本IBMが開発した人口知能「IBM Watson」を活用し、顧客サービスの向上に取り組んでいる。その第一弾となるのが、11月21日から開始する「ネスレ・チャット・アシスタント」だ。
「ネスレ・チャット・アシスタント」は、Webサイトや「ネスレ通販LINE公式アカウントへの問い合わせに対して、自動応答するサービスである。
これまで、コンタクトセンターの「ネスレVOCセンター」で蓄積された知見や情報などをあらかじめ学習する。そこから人に近い自然な対話を通じて、問い合わせ内容を理解し、学習した情報の中から答えを導き出す。
またWebサイトとLINEアカウント、どちらからの問い合わせにも共通のシステムが対応することで、マルチ・チャネルで同じ品質のサービスを提供できるようになる。
ネスレVOCセンターはネスレ日本の基本戦略の一つである「消費者との強固な関係」の核として重要な役割を持つ。製品やサービスに関する問い合わせ以外にもさまざまなチャネルを通じて、顧客と直接コミュニケーションを行っており、年間のコンタクト件数は100万件を超える。
今後は顧客との対話を通じて学習していき、システムに活用していくことを検討する。
<業界動向>
10月は前年同月比微増 全国スーパー売上高は1兆828億円
日本チェーンストア協会は11月21日、10月の全国のスーパーの売上高を発表した。
売上高は1兆828億円と、既存店ベースでの販売実績は前年同月比100.6%となった。
食料品は、相場高の影響もあったことから農産品が好調に推移した。
衣料品は、高気温の影響を受け秋冬物関連商品が苦戦したものの、住関品が堅調だったこともあり、既存店ベースの総販売額の前年同月比は、プラスとなった。
<新商品>
キリン、新商品をセブンで先行販売
飲料メーカー大手のキリンビールは、人気の定番ブランド「氷結」の新商品を11月29日より全国のセブン&アイグループ限定で先行発売する。
セブン&アイグループの全国約1万9300店舗で発売。販売予定数は約12万ケースとしている。
手軽に飲める低アルコール飲料の市場は、消費者のニーズの多様化により拡大傾向にある。
セブン&アイの販売網を生かして新規の顧客を獲得していく狙いがある。
<新店舗>
ゴルフクラブチェーン・ゴルフドゥ、リラクゼーションで「美」と「健康」の提供
中古ゴルフクラブの買取・販売を手掛けるゴルフ・ドゥの子会社、ナインルーツは、リラクゼーションサロン「ルアンルアン柏モディ店」を10月27日にオープンした。
これまで培ってきたゴルフ事業の基盤を生かし、健康を軸に「スポーツ」「美」「娯楽」などをコンセプトとして事業の多角化を図っていく。
同店は、英国式と東洋式をミックスして日本人により適した独自の「アジアン手技」を採用。人気の高級リラクゼーションサロン「ルアンルアン」のフランチャイズ加盟1号店となる。
1号店が入った柏モディは、幅広い客層をターゲットにしているショッピングモールで、10月27日にオープンした。柏駅から徒歩3分と利便性が高い。
新事業に乗り出す背景にはゴルフ市場の縮小がある。今後、新事業で女性客を獲得していく狙いがある。
これまで培ってきたゴルフ事業の基盤を生かし、2017年3月までに2~3店舗の出店を予定している。