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日本郵便 荷物受取サービス機能拡大など、注目のニュース(1)

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<新サービス>
日本郵便が「LINE」での荷物受取サービス機能を拡大

日本郵便は10月1日からコミュニケーションアプリ「LINE」を使った荷物の受取サービスの機能を拡大する。

もともと3月23日に開始した再配達依頼サービスの「My 通知」では不在連絡票の二次元バーコードを読み取り、トーク上に記載されたURLへアクセスし、フォームに入力する必要があった。

10月1日から開始する新機能では、日本郵便の公式アカウント「ぽすくま」とのトーク上のやり取りで再配達ができるようになる。

また、荷物の配達予定日や不在の通知も受け取ることができる。利用にはLINEで「ぽすくま」と友だちになり、ゆうびんIDにも登録する必要がある。新機能のサービス開始は1日の午前8時から。

「再配達」は物流業界として大きな課題。利便性を向上させることで時間的、人員的なロスを減らし、効率を上げていく必要がある。

日本郵便では2015年4月以降、都内の34カ所の郵便局・駅などに受取ロッカーの「はこぽす」を設置。通販商品の受け取りに活用できるようにし、再配達の削減に取り組んでいる。

<新店舗>
道内最大規模966坪のTSUTAYAがオープン

北海道TSUTAYAのFC加盟企業である社日光堂升井商店は、9月18日に道内で61店舗目となる「TSUTAYA美しが丘」(札幌・清田)をオープンした。広さは約966坪で、道内最大規模となる。

店内は、地元札幌の人気珈琲店「Café MORIHICO.」とコラボ。店内の雑誌・書籍をゆっくり楽しめるように80席用意した。朝8時から25時まで営業し、雑貨エリア、キッズコーナーなど多彩なエリアを設けた。

ターゲットは30歳代~40歳代の女性に設定。35歳代~60歳代の共働き夫婦が多いという地域特性も生かしていく。また、無人レジを完備し、CD・DVDのレンタルなどは並ばずに会計ができるようにした。

店内にはカフェと本の他にも、コスメ・美容の総合サイト「@cosme」のリアル店舗や、北海道産の牛乳を使用したジェラート専門店「円山ジェラート」が入っており、北海道の食や新しい文化の発信基地となることを見据えている。

同店は2013年12月に函館市にオープンした大型複合施設「函館蔦屋書店」(カルチュア・コンビニエンス・クラブ直営)のノウハウを取り入れた。

<業界動向>
1兆4440億円まで拡大 2015年度のポイントサービス市場

矢野経済研究所は9月15日、ポイントサービス市場の調査結果を発表した。

2015年度の国内ポイントサービス市場規模(ポイント発行額ベース)は、前年度比5.2%増の1兆4440億円となった。共通ポイントサービス事業へ新規参入する事業者が増加したことなどを背景に、ポイントの発行額が拡大したためだ。

共通ポイントサービスでは、これまで先行してきた「Tポイント」や「Ponta」に加え、「dポイント」や「WAON POINT」などの加盟が相次いでいる。共通ポイントサービスを軸として、自社の販促を展開する事業者が増加している。

また、共通ポイントサービスにおけるデータの利活用に関しては、他の業種や同業他社の利用分も含めた顧客情報を利用できる。その点が共通ポイントサービス加盟の大きなメリットであり、共通ポイントサービスの導入理由の一つとなっている。

2020年度の国内ポイントサービス市場規模(ポイント発行額ベース)は、2兆300億円に達すると予測されている。今後は、家庭用などの電力小売の自由化や、予定されている都市ガス小売の自由化により、小売電気事業者やガス事業者によるポイント発行が拡大する見通し。加えて、共通ポイントサービスでは、加盟企業1社で複数の共通ポイントサービスを導入するケースが増えることが考えられる。そのため、同社では拡大基調が続くと予測している。

<新店舗>
池袋駅に訪日対応新店舗をオープン

ことし8月の訪日外国人客数は、昨年の同月と比べて12.8%増の204万9200人となった。

今後ますます増加が見込まれる訪日客のニーズに対応するため、東日本旅客鉄道は10月1日より池袋駅東口にJR東日本訪日旅行センターをオープンする。

提供サービスはインバウンド商品の引換・販売や、訪日客向けに発行される「ジャパン・レール・パス」の引換などがある。「ジャパン・レール・パス」はJRの鉄道・バスが乗り降り自由になる特別乗車券をさす。営業時間は年中無休で午前9時~午後6時。訪日客以外も利用できる。窓口数は4つで対応言語は英語。

すでに東京駅や羽田空港国際線ターミナルなどにも同センターを設けており、今後もターミナル駅を中心に増設を検討する。

2015年10月には、西武鉄道とプリンスホテル、そごう・西武の3社が合同で池袋駅を中心に訪日外国人の誘致に取り組んでいる。

西武鉄道は、池袋駅1階に同社初となる訪日外国人向け観光案内所を開設。西武鉄道沿線および池袋エリアの観光案内などを行う。

また、そごう・西武は西武池袋本店では海外で発行されたカードに対応できる銀行ATMなどを集約したインバウンドコーナーを設置している。

プリンスホテルは西武池袋本店と協力し、宿泊客を対象としたサービスを展開。サンシャインシティプリンスホテルと新宿プリンスホテルのロビーに、西武池袋本店で利用できるクーポン券が付いたガイドマップを置いている。

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