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あえて暑い夏に出店して需要を創出「リプトン」の期間限定カフェ

期間限定カフェでは、新しい紅茶の楽しみ方を実際に体験してもらうことを重視した。

東京・表参道に7月7日~8月31日でオープンしていたユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングの紅茶ブランド「リプトン」の期間限定カフェ。同店では紅茶にフルーツを入れた「Fruits in Tea」という新しいドリンクを提供した。組み合わせが決まっている3つのスペシャルメニューと、フルーツやトッピングを自分で選ぶことができるカスタムメニューの2種類を用意。カスタムメニューの組み合わせの数は、実に4万通りにもおよんだ。

また、「かわいい」「楽しい」「美味しい」といった、これまでにない価値を紅茶に付加し、その感覚や体験を自宅でも思い出しながら「Fruits in Tea」を作ってもらおうと、特製タンブラーも販売した。さらに、Amazonや楽天といったECサイトを通じ、自宅で「Fruits in Tea」が作れるキットも発売。表参道の店舗を起点に、全国どこの自宅でもフルーツインティーを楽しんでもらえるように設計したという。

紅茶のピークは11月~2月で、夏は需要が下がる傾向にある。そうした課題に対し、広告でイメージを伝えるのではなく、新しい紅茶の楽しみ方を実際に体験してもらうことを重視した施策だ。

担当者は「期間限定カフェの『Fruits in Tea 』という新しいアイスティーの形を提案し、アイスティーを日常的に飲むきっかけをつくることが狙い。表参道という情報発信の中心地で、ソーシャルメディアでシェアしたくなるような商品を通じて話題づくりができたら」とオープン時に話していたが、結果は盛況に。最大行列人数は約200人にも上り、20代~30代の感度の高い女性を中心に人気を博したという。

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