販促コンペ発の企画「語る値札」が実現 ブランドを動かした異分野クリエイターの熱量
住友ゴム工業は3月26日、同社が展開するブランド「DUNLOP REFINED」のポップアップイベントを開始した。場所は大丸東京店。このイベント内で実施された企画に、「語る値札」という新たな販促施策がある。実はこの「語る値札」、マーケティング上の効果を見込める斬新なアイデアを審査・表彰する「販促コンペ」に応募された企画を実現する形で実施されたものだ。企画実現までの道のりを、制作者と協賛企業とともに振り返る。
販促会議 企画コンペティション
粗削りだが突出して優れた点があり今後に期待できる・輝く点が見受けられる審査員の個人賞の発表です。
服部 昭彦 中澤 弘 本多 翔
石田賞
上位入賞はほとんどがデジタル企画。そんな中、本企画はシンプルにあられをお茶づけの中を泳ぐキャラクターにしただけ。むかしむかし、お茶づけ海苔に東海道五十三次カードがベタ付けされていたことを思い出しました。企画としてはあまりに粗削り。袋の中で粉々になるだろう、そもそも設備投資が莫大…。それでも、この懐かしいワクワク感に惹かれました。
若林 里奈
奥谷賞
今時の企画ではないかもしれません。でも好きです。なぜなら素敵な横顔はどんな人も持っているから。横顔というみんなにある素敵な一面を素敵にしてくれる商品は買いたくなります。ただし、ちょっと男目線な気もするし、自意識過剰感が出ないように。あとこの商品でなければいけない理由を深堀してもらいたいです。
高木 到
山崎 光則
岸賞
一定のPR効果はありつつも、実際にどの程度本当に人が動くかについては詰めが甘かった印象。加えてタイトルが企画に落ちていない点がとても残念。ただし保険という概念を、命を尊ぶという体験に昇華させている点は晴らしく、また子供及びそれを教えたい親にアプローチしている点もよく設計されていると思いました。
善福 沙李
吉柳賞
想定ターゲットである女性の服やブランドものとの関係はまさに「恋人」のようであり一度距離をおくと冷静に判断をできるというインサイトの発見がいいツボをついており、リアルティがあった。ただ、アイデアはスマホで一覧でみれて売る売らない「アイテム」選別できるとかもっとジャンプアップできる要素がいっぱいあっておしいなと思いました。
服部 昭彦 本多 翔
児玉賞
子供に自分たちの歴史を伝えたいという親心や夫婦同士でお互いの知らなかった家族の発見を共有したいというインサイトをついている点や、この旅行が、より深い家族の絆が生み、『家族』であることを強く感じるものになる点を評価しました。JTBエースだからできるオリジナリティさやお願いしたくなる仕組みなど、実施レベルをもう少し詰めるとさらに良い企画になったでしょう。旅行を「家族の宝探し」に変える、夢ある企画でした。
濱田 龍慈
島田 一晃
遠山賞
とにかく一番ときめいた企画。同時多発的に「ドクトル参上!」という謎めいた記号。バズる、結果環境美化につながる。引いては …