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Idea&Techniques

販促キットを用いた店舗は昨年から2倍に、「父の日」キャンペーンを500店舗で実施

明治屋

店舗の他、飲食店のコラボレーション企画として、5月30日から6月19日まで、プロントのイルバール業態10店舗で「父の日セット」を展開した。

明治屋は5月17日から6月19日の「父の日」までの期間に、「おいしい缶詰」による販促キャンペーンを行った。昨年初めて実施したところ、売上前年比が2倍になったという。

同社では、ここ数年「父の日」が近づくにつれ、缶詰の売り上げが伸びていることに着目。お酒とともに、ちょっと贅沢なグルメ缶詰を贈るシーンを提案することで、新たな需要創出を試みた。店頭では普段おつまみ系の缶詰を購買する機会の少ない20代~40代女性に向けて、「日ごろの“缶謝”を伝えよう!父娘で一緒に飲もう!」をテーマに展開。「今年の父の日は、全国の父と娘をつなげたい。父と娘の会話を増やしたいという想いを込めていた」と明治屋 販売推進部 プロダクトマネージチームの久保典昭氏は話す。

キャンペーンの一環として、「おいしい缶詰」の特設Webサイトも開設。俳優の西郷輝彦さんと今川宇宙さん父娘の【予告編】【陶芸編】【ディナー編】、重富酒店3代目であり生ビールの伝道師、重富寛父娘の【生ビール編】の記事コンテンツにより、おいしい缶詰を贈るシーンを演出した。

また缶詰サイズに合うメッセージカードをつくって、缶詰のスリーブを開封すると、「お父さん、いつもありがとう。」のメッセージが出てくる、さり気ないサプライズを用意。その裏側には感謝の気持ちを、自筆で書けるようになっている。お父さんの“缶動(感動)”をソーシャルメディアでシェアすることもできる。

キャンペーン実施店舗の店頭では、「父の日」に向けた専用POPや什器を展開し、ギフト用アイテムとしても使えるよう、小袋やメッセージカードを配布した。さらに、出版総合商社のトーハンが行っている「ほんをうえるプロジェクト」とコラボレーションして、書店店頭では「父の日」関連書籍と「おいしい缶詰」の特設売り場が設けられ、並んで売られた。

昨年の好評を受けて、今年は、店頭で販促キットを用いた店舗が昨年の2倍の500店舗にまで拡大。昨年対比でも出荷函数が50%アップした。

それでも「まだグルメ缶詰のトライアル率は低い。特に40代以下のトライアル率は20%です」と久保氏は言う。今後は缶詰を購入するきっかけづくりとして、「父の日」に次ぐ「お盆」「ボジョレー」「年末年始」「バレンタイン」など、ハレの日での使用シーンや贈答シーン向けの提案を続ける。

目的 「父の日」にお酒と一緒にちょっと贅沢な グルメ缶詰を贈るという新たな需要の創造
制作会社 スローコメディ広告社

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