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「市松模様」が販促の新たな鉱脈になる!?

五輪エンブレム、離れた気持ちを振り向かせ、成功への旗印となれるか

旧エンブレム騒動から、長い道のりをかけ、ようやく決まった「東京2020大会エンブレム」。新たな決定プロセスを示せた一方で、それでも難色を示す向きも少なくなかった。決定までを改めて振り返る。

最終候補4案が発表された記者会見。最後まで多くのメディアが集まった。

東京2020大会エンブレム決定プロセスの明暗

2020年開催予定の東京オリンピック・パラリンピック大会まで、残り5年。さまざまなトラブルを抱えながら、2020年の東京オリンピック・パラリンピックのシンボルとなる「東京2020大会エンブレム」が決まった。ゴールテープを切ったような感もあるが、実際はここからがスタートだ。

2015年9月の旧エンブレムの白紙撤回後、同月末にしきり直し、以降7カ月間あまりを費やした。旧エンブレムの反省を踏まえて「国民参画」を掲げ、1万4599件もの膨大な数のエンブレムを公募した。うち、18歳未満を含むグループ応募は627件、代表者としての最高齢は107歳だった。日本在住の外国籍の人の応募も274件あった。また、選定には国民からの意見約11万件も参考にするという、前例のない決定プロセスへも視線が注がれた。

加えて新エンブレムで焦点となったのは「透明性」だ。「透明性」を担保するため、デザインチェック段階で、ネット動画のライブ配信を行われることにもなった。2015年12月15日と21日に、1時間程度を配信し、初回の15日は、約3万7000人が審査風景を視聴した。配信時間は朝8時45分から10時15分までで、ニコニコ動画とYouTubeで行った …

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