プロモーション活動を行う際、どんな企業をパートナーに選ぶかで、その後の成果が大きく違ってくる。成果を出すために、企業側の担当者はどのような視点でパートナーを選んでいるのか。毎号、さまざまなクライアント側の視点を聞いていく。
カンロ(ピュレグミ)
[今期のプロモーション予算]前年比減(金額非公開)
プロモーション費用を削減する分、メーカー側からの一方的な情報発信ではなく、ファンとの相互コミュニケーションを目指す。マス広告だけに頼らず、商品がお客さまのコミュニケーションツールになるような仕掛けを実施。絶えず話題となるような仕掛けを継続して行うことが今期の目標。
カンロは1911年に「宮本製菓所」として誕生し、社名を冠した「カンロ飴」など菓子・食品の製造・販売を行っている。2002年に誕生した「ピュレグミ」は、グミカテゴリーの人気ブランドだ。
プロモーションについては、マスベースとファンベースのコミュニケーションをバランス良く実行することを心がけている。
グミ・キャンデーカテゴリーは店頭で意思決定され、購入に至るケースが多いため、パッケージでのコミュニケーションも重視。「ピュレグミ」では、パッケージにメッセージを書いてプレゼントするという消費者の流行を意識し、16年2月からマンガ「君に届け」とのコラボレーションパッケージを展開している。
ブランド愛
「ピュレグミ」のブランド戦略の基本は、話題づくりとファンづくりです。お客さまの共感を得るコミュニケーションを実施していくためには ...
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