「やられた感」あふれる “他社”のうまい販促事例(前編)
販売促進を生業としている100人に、他社の気になるプロモーションを聞いた。一般的な消費者に比べ、日々数多くの販促施策を見ているだけに、簡単なことでは驚かない。そんな彼らが、思わず「うまい!」と感じ、時には「やられた!」と悔しさすら覚えたキャンペーン・プロモーション事例を紹介する。
100人の売上アップ秘策!
主に“集客・固定客化”に貢献したプロモーションを販促担当者に聞いた。イベント・OOH・デジタル・プレゼントキャンペーンなど、ジャンルは問わず、直近1年での「いちおし施策」が集まっている。
全国からメニューを募集し、ご当地からあげ祭り開催
売上前年比110%以上
全国のキャストからご当地メニューを募集。釧路ザンタレと中津からあげの2品のハンバーガーを地元団体監修の下に商品開発し、10月~12月にかけて販売。地域色のある商品が好評で、ウェブメディア、SNS拡散も多く、期間中の既存店売上110%を超えるヒットとなった。
地域特性を活かしたきめ細やかなアプローチ。顧客の多様性への対応(ネット注文、ファミリー、テイクアウト、喫茶需要)。
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軽量で驚くほど曲がるフレームが特徴のZOFF SMART
動画広告の視聴回数は380万回、 CM放映により売上前年比120%超え
20~30代をターゲットに、お盆・シルバーウィーク商戦に向けて「Zoff SMART」の認知を広げるため2015年8月と9月で2段階に分けて実施。8月はインフルエンサーを活用したSMARTの動画でSNSの拡散を狙い、店頭やウェブへ誘導。9月はCM、OOHなどタッチポイントをさらに増加。
シニア層やキッズの獲得。アイケアへの取り組み強化。オムニチャネルへ向けた分かりやすく買いやすい仕組み作り。KPIの再設定と定点観測。
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人気商品を積極的に使って支援の輪を拡大
売上の一部を、契約アスリートの三浦雄一郎氏が親善大使を務める国連WFPに寄付
2015年4月に発生したネパール地震の支援のため …