一口アイス「ピノ」は7月3日〜8月30日、東急プラザ表参道原宿で「pinofondue caféchocolate & marshmallow(ピノフォンデュカフェ チョコレート&マシュマロ)」を展開。約5万人が来場した。企画を提案したタンバリンの藤井一成氏と、提案を受けた森永乳業の蓮沼裕二氏、見上亮氏に話を聞いた。
森永乳業「ピノフォンデュカフェ」プレゼン資料
若年層にピノを体験してもらうには、若年層が接種する情報の中に、ピノが動いて入っていかなければ、と「攻め」の提案をした企画書。
動く、攻めるというブランドに再び躍動感をだすための挑戦。
ブランドが築き上げてきた守るべきものは守り、新しい楽しみ方の発見を促す攻めの企画もしていこう、と攻守のバランスを整理。攻めの企画が今回「ピノフォンデュカフェ」という施策になった店舗のアイデアだった。
当初の店舗デザイン案は、黒を基調にし、情報拡散力のある30代も視野に入れた落ち着いたトーンのものだったが、最終的にはブランドの赤色も加え、来店した人が「あのピノ」と想起できるようなデザインにした。
商品を手渡す接客こそ、ブランドにかかわる大事な要素。店内の動線についても綿密な打ち合わせが行われた。
─ピノは、来年発売40周年を迎えるブランドですが、ヘビーユーザーは50〜60代。今回実施された期間限定店舗は、顧客活性化のために10~20代の若年層に向けた施策でした。
藤井▶ 最初にオリエンを受けたとき衝撃を受けたのは …
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