輸入壁紙をECや実店舗を通じて販売するフィルは、輸入壁紙専門の直営店「WALPA」を全国で5店展開。今回紹介するのは、2014年10月に開店した銀座の店舗。プロジェクションマッピングを店内に導入し、壁紙の貼り方レクチャーも随時行い、壁紙の新しい楽しみ方を提案する。
内装では、廃材をモチーフにした壁紙を使用。ヴィンテージ感を演出した。
海外では模様替えの際、壁紙を変えることは当たり前。一方、日本の家屋は白い壁がほとんどで壁紙は建築材扱い――。こうした状況下、輸入壁紙専門店のWALPAが打ち出すのは、壁紙の「ファッション性」だ。壁紙で部屋の世界観を自分の好みに合わせられる楽しさ、職人ではなく自分で貼り替えられる気軽さを提案する。
都内2店目としてWALPAが選んだ立地は、銀座の商業施設「キラリト ギンザ」内。施設内にチャペルがあり、ブライダル関連の店も多い。新居のインテリアを検討したいカップルの来店も見込んだ。また賃貸住宅に住むオシャレに敏感な30代の女性の来店も多いという。売れ筋は、フリース素材で貼ってはがせるタイプの壁紙。購入時には、必ず貼り方のレクチャーを実施するなど、購入者へのケアも怠らない。来店客に貼ってはがせる壁紙のサンプリングも行うほか、月に数回、店内で壁紙を貼る体験ができるワークショップも開催している。
取り扱う商材は、カタログでの案内も合わせると約7万点。店内にも …
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