販促物には、赤が定番!?
「中国人は赤が好きである」。これは巷の定説です。だから「中国人向けの宣伝、販促物には赤を使用しよう」。でも、これって本当でしょうか?
実際、日本で制作されている中国人向けの広告物に「赤」が多用されている例をよく見かけます。中国人の「赤好き」は満更当たっていなくもないのですが、日本人も、中国人も、当然ながら個人でそれぞれ色の好みは違います。仮に赤が好きだからと言って、宣伝・販促物まで赤にしてしまうのは、いささか極端。もし本当に赤が効果的なら、家電製品だって、車だって、身の回りの物だって赤だらけになっているはずです。
つまり、広告、販促物のデザイン面において、極端に「中国人向け仕様」を意識しなくて良いということ。日本で活躍している宣伝部、プランナー、デザイナーが日本で実践しているベーシックなデザイン手法は、普通に中国に受け入れられています。
キャッチフレーズは“超訳”で!
では、文字の表現については、どうでしょうか?
まず、言語が違いますので、日本人が自身で簡単にはチェックできません。せっかく良いキャッチフレーズができても、訳者のレベルによっては、とんでもない作品になってしまい、逆効果になるケースもあり得ます。キャッチフレーズは「インパクト」が命ですので、ここを失敗すると全く意味のない制作物ができ上がってしまいます。
それではどのような手法がおすすめなのか。それは …
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