商品近くに設置された小型モニターには、ビックカメラのスタッフが商品特長を伝える動画が流れる。
今、家電量販店の白物家電(炊飯器や電子レンジなどの調理家電、冷蔵庫、掃除機、エアコンなどの生活家電)の売り場を眺めていると、新しい生活を提案する商品が続々と登場していて面白い。
近年のヒット商品を見ていても、ロボット掃除機、布団専用掃除機、ノンフライヤーなど、今までになかった家事の負担軽減や健康に関する提案が生活者に受け入れられていると感じる。最近でも、スムージー専用調理器や製麺機、LEDを使用した野菜育成キットなど、次々に新しい生活提案商品が登場している。
そんな発見が満載の売り場であるが、今まで市場になかった商品をPOPやカタログで紹介するだけでは、なかなか客に特長を伝えられていないのではないかと思う。とは言え、売り場では販売員の数も限られているので、ひとり一人の客に対して商品を事細かに説明するというのも難しい。これは店やメーカーにとって、商品に興味を持った客へのアプローチ不足となり、大きな機会損失である。
このような売り場での商品説明の手法として、新商品の特長をセルフで理解してもらうために小型モニターを活用した施策をビックカメラが行っている。
映像を使った商品説明は今や一般的な手法ではあるのだが、その映像の中身が面白い…
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