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アメリカ現地レポート 顧客・市場へのアプローチ戦略

「パーソナライズ化」が握る未来の小売体験

橋爪栄子(ナレッジインデックス・コーポレーション 代表)

常に最先端のプロモーションが行われ、世界から注目されているアメリカ。
そこでいまヒットしている・話題になっている商品や店舗は、どんなプロモーション戦略の下で行われ、どんな工夫がなされているのか。消費者に受け入れられている理由を、現地から毎月レポートする。

米シカゴで7月10~14日に開催された、小売業の国際カンファレンス「FMI Connect : The Global Food Retail Experience」の様子。

2014年7月10日から14日の5日間にかけて、イリノイ州シカゴで国際カンファレンス「FMI Connect : The Global Food Retail Experience(主催=Food Marketing Institute)が開催された。会場となったマコーミックプレイスには808企業が展示ブースを展開し、69カ国からおよそ1万2500人が参加した。

カンファレンスのテーマは「2025年の小売体験予測」と「健康になるためのショッピング」の二つ。100人を超える業界のスピーカーたちが70以上のセッションを提供した。

そこで今回は、このカンファレンスで注目された「オムニチャネルショッパーをターゲットとする未来のリテール戦略」について、リテールコンサルティングを専門とするEbeltoft USA社のリテールエキスパートNeil Stern氏と、同グロ—バルマネージャーのLourens Verweij氏をスピーカーに迎えたセッションからレポートしたいと思う。

オムニチャネルショッパーにとって、実店舗はどんな存在になるのか?

イギリスの料理人ジェイミー・オリバーがプロデュースする「Recipease」ロンドン店。

いつでも、どこでも、欲しい商品が購入できる。もし購入した商品を交換したい、返品したいと思えば、やはり…

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