全員シートベルト着用したら上映開始
ノルウェー道路庁の事例です。ノルウェーでも運転中のシートベルト着用が義務付けられていますが、若者の多くはシートベルトを装着せずに運転をしています。そこでシートベルト着用に対しての意識を高めるために、若者に人気の映画『ワイルドスピード6』を上映する会場の全座席をシートベルト付きに変えました。映画を見にきた若者たちは不思議そうに座席をながめたり、記念撮影をしたりするだけでシートベルトを締めようとはしません。するとスクリーンに「全員がシートベルを締めるまで映画は始まりません」との警告が。すると皆がベルトを締め、スクリーンに「このようにいつでもシートベルトを締めて下さい」というメッセージが流れた。多くの若者に一気に分かりやすく伝えられ、さらにそれを自動車の映画で実施するというのも面白いアイデアです。
Wi-Fiネームはテキストメディア
スペインではレストランなどどこでもWi-Fiが使用可能。そのWi-Fiを利用した来店促進のアイデアです。Wi-Fiをつなぐ際、どこに接続するか、アクセス先のWi-Fiネームをチェックしますよね。そんなWi-Fiネームをマクドナルドからのメッセージに変えました。例えば「このWi-Fiはマクドナルドから発信中です。ぜひ食べにきて下さい。おいしいサンデーもありますよ」や「お昼の時間ですし、マクドナルドはいかがですか?」といったお得なフリードリンクなどの情報も。また、店舗近くのバスシェルターにもフリーWi-Fiを設置し、「ここにもWi-Fiはあるけど、お店にもあるよ! お店の方がもっと快適だよ」といったメッセージも流しました。その場の環境をうまく活用したアイデアですね。