同社のヴィジュアルマーチャンダイザーが、実際に回収した古着をディスプレイ。同様の展示企画はドイツ・ハンブルグの店舗でも実施したが、実際の古着を使ったのは日本だけ。
H&Mは8月30日~9月7日、東京・原宿店のショーウィンドウで、約340kgの古着を使った特別展示を実施した。
これは、H&Mが3月から52カ国で展開している古着回収プロジェクトの認知向上を目的に企画されたもの。同プロジェクトは古着を持ち込むとクーポンを進呈する点や、ブランドを問わず受け付ける点などが評価され、開始から半年弱で合計約104トン*の古着が集まっている。
*9月11日時点。
中でも日本は、1店舗あたりの回収量が52カ国中で最も多い。そこで今回、9月7日に原宿~青山エリアで開催された「FASHION'S NIGHT OUT 2013(FNO)」に合わせ、この日に古着を持ち込むと数量限定のエコバッグがもらえるキャンペーンを企画。その1週間前から、ショーウィンドウでアイキャッチの強い展示を行うことで、同キャンペーンの告知と参加促進につなげた。
同社PRコミュニケーションマネージャーの工藤真希氏によると、企画のターゲットはファッションに関心の高い層。「FNOに合わせることで通常時より多くのファッショニスタと接触できると考え、我々の活動を知ってもらうきっかけづくりを目指しました」(同氏)。
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