ヒューマン・ライツ・ウォッチ、イノセンス・プロジェクト・ジャパン/意見広告「『正義』は暴走する。私たちが止めないかぎり。」新聞
2023年からはじまった10月2日「世界えん罪の日」新聞広告の第二弾です。再審無罪となった袴田巌さんが体験した47年7カ月9日、日数にして1万7388日という拘束期間の過酷さを、身体感覚で伝える広告にしたいと考えました。
UP TO WORKS
男子B(六車勇登):ヒョーヒョーなんもねぇこの街で
ひとりrapingひとり…
S:♪Yuming
「私の心の中の地図」
男子A(阿川稟大):神様はなぜ、僕らをここに閉じ込めたのか
(野球部員達):ファイト~!
ファイオー!ファイオー!ファイオー!
女子(織田梨沙):目に映る、すべてがキライで…
男子B(六車):この街のヤツらはflowがねぇな!
ひとこと言わせろや!クソったれ~が!
…それ以上に、自分がキライで
(友達):帰る?
女子(織田):…どこに?
(野球部員):どうせ予選落ちだよ。
クソつまんねぇ~!!
男子A(阿川):ワァー!!
女子(織田):ワァー!!
男子B(六車):ワァー!!
男子A(阿川):消えたくて…ワァー!!
男子B(六車):ワァー!!
女子(織田):ただ…笑うしかなかった
バーカ!!
男子A(阿川):わぁー!!だっせぇー!!
男子B(六車):あの場所は…
S:逃げ出したかった場所こそが、僕の「楽園」であった。
CI:Daiwa House
青春は、当事者にとっては苦い鬱屈した時間です。
人生で初めての「苦さ」に戸惑い、自分で解放することはとてもできません。
従って、「苦さ」は、自身の中へと次第に溜まってゆきます。
少なくとも僕の場合は。
時間は過ぎ去っても、青春の記憶は消えません。
あの苦しかった時間は、人生の助走だったと今は気づきます。
その日々には「家」がありました。温かな場所であるからこそ、飛び出したい欲望。
重要なのは同じ心をもつ友がいたことです。
誰にも青春があります。そして、誰にも「家」があります。
そんな『青春の舞台』をつくる会社を表現しました。
(TUGBOAT クリエイティブディレクター/CMプランナー岡康道)