2016年重大ニュース08
広告界の長時間労働が問題に
解説:電通の女性新入社員の自殺問題に端を発し、広告業界の長時間労働の実態が改めて浮き彫りになり、世間の目が注がれている。厚生労働省による強制捜査を受け、電通は新たな就業規則を発表、所定外労働時間の上限を70時間から65時間に引き下げ、夜22時以降の業務を原則禁止とした。広告界全体の働き方の問題として議論を呼んでいる。
読者コメント:広告業界、特にクライアント側の意識改革が必須(50代男性・ブランドマネージャー)
読者コメント:いよいよ業界が変わらなければならないのではと感じた(20代女性・デザイナー)
読者コメント:働き方を変えなければならない時代の到来(50代男性・クリエイティブディレクター)
読者コメント:時間に際限なく働くことが当たり前という広告業界の「当たり前」に、一般の人からのメスが入ったということ。だが、そういった頑張りも含め、広告の名作が生まれているかもしれないと考えると、いいとも悪いとも言えない(20代女性・学生))
読者コメント:業界のデジタルシフトによる負荷増大の表れ(30代男性・アートディレクター)
読者コメント:これまで変化することができなかった問題に不幸ながらもこの事件が発生したことで、また個別の企業を叩いて終わるのか、社会全体が変化の契機とできるのか、日本社会の地力が試されている事件だと考える(30代男性・経営企画)
読者コメント:同じクリエイティブ業界で働く者として、他人事でない(20代男性・編集者)
読者コメント:日本の長時間、低生産性について改めて反省する機会となればいい(40代男性・クリエイティブディレクター)
A子▶ 最後に、広告界の長時間労働についての問題です。色々と今年のニュースを見てきましたが、正直、読者のコメントはほとんどがこのニュースに集中していました。
B子▶ なかなかコメントはしづらいけれど、これを機に働き方を変えていくしかないですよね。
A子▶ 長時間労働はもちろん変えていかないといけないのですが、単純に時間あたりの効率性を追求していくことが、クリエイティブにとっていいことなのか?という意見もあります。
B子▶ ニューヨークでDROGA5を取材した時に ...