IDEA AND CREATIVITY
クリエイティブの専門メディア

           

企業を進化させる IoTのクリエイティブ

SXSWでの受賞から1年 Lyric Speakerが三越伊勢丹から発売されるまで

SIX 「Lyric Speaker」

昨年のSXSWでアジア初のBest Bootstrap Companyを受賞した「Lyric Speaker」を、三越伊勢丹が販売することが決定した。1年越しでプロトタイプから製品化を果たすまでの歩みを聞いた。

左から、シンクパワー 代表取締役社長 冨田雅和さん、
dot by dot inc.プログラマー/ CTO Saqooshaさん、
SIX クリエイティブディレクター 齋藤迅さん、
博報堂プロダクツ CM制作事業本部 プロデューサー荒川隼人さん、
博報堂アイ・スタジオ Future CreateLab テクノロジスト/デバイスエンジニア 公文悠人さん

アナログな歌詞を大事にする その世界観に共鳴した

「Lyric Speaker」は、音楽と同期して歌詞が表示される次世代型スピーカーだ。モバイル端末から好きな音楽を選曲して再生すると、スピーカーが自動で歌詞をデータベースから取得し、楽曲の雰囲気や構成を分析。その曲に合わせて歌詞をビジュアライズし、本体と一体化した透過型スクリーンに浮かび上がらせる。昨年のSXSWでは、このプロトタイプを持ってSXSWの公開審査型コンペティションに参加し、アジア初の受賞を果たした。

それから1年、三越伊勢丹よりLyricSpeakerが先行発売されることが発表された。SIXと三越伊勢丹ホールディングスが日本における販売契約を締結し、今年6月よりプレオーダー受付を開始、購入者には9月以降随時商品が届けられる。

さまざまなビジネスパートナーとの協業の可能性を探っていた時期を経て、必要なパートナーをどのように見つけて行ったのか。「Lyric Speakerの発表後、ファイナンス、マニュファクチュアリング、プロモーター、ディストリビューター…さまざまな立場の方からお声掛けをいただきました」とSIXのビジネスプロデューサー 沼田耕平さんは話す。「SIXは基本的にはクライアントワークを行う会社ですが、あらゆるプレイヤーからお問い合わせをいただく中で …

あと64%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

企業を進化させる IoTのクリエイティブの記事一覧

企業を進化させる IoTのクリエイティブの記事一覧をみる

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
ブレーンTopへ戻る