事例を分析、話題になるオンライン動画は何が違うのか?
昨今、企業・自治体によるオンライン動画の多くはバズムービーであり、「話題づくり」を目的にしていることが多い。しかし、その目的を果たせていない動画も少なくない。「話題」はどうすればつくれるのか、その違いはどんなところにあるのか――。オンライン動画の研究・分析を行うチーム 電通・鬼ムービーが、事例をもとにひもとく。
話題になる・拡散される動画は何が違うのか?
企業、自治体での動画配信は増えている。しかし、テレビCMと違い、能動的に見にいかなくてはいけない動画。生活者はどのように見ているのだろうか。生活者約1000人に行った動画についてのアンケートを見てみる。
この結果から一般の人からすればまだまだ「面白い」と思えるものは少ないことがわかる。自由回答で実際に見た「面白い動画」としてあがってきたのは、大分県シンフロ、石田三成、auなど。
再生を途中でやめてしまった経験がある人が70%、うち70%近くが「面白くなかった」「長すぎた」が理由。コンテンツの内容、そして視聴の長さがやはり問われる。
4割近くの人は広告をコンテンツと区別せず見ている。そして、例え広告であっても「面白ければ見る」35.9%、「他の動画と区別していない」38.2%。この結果からすると、コンテンツとして面白いものであれば …