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アーティスト 小町渉さんが選んだ4冊の本

小町 渉

クリエイターのオフィスを訪ねると、よく見かける、大きな本棚。忙しい仕事の合間に、クリエイターたちはどんな本を読んで、どのように仕事に生かしているのか。第83回目は、アーティストの小町 渉さんに、自身の仕事や人生に影響を受けた本について聞きました。

『SONIC MATTERS, SONIC KOLLABORATIONS(500Copies)』

SONIC YOUTH(著)(Printed Matter、New York、USA)

NEW YORKにあるBOOK SHOP(プリンテッドマター)協力のSONIC YOUTHによるアートブック。SONIC YOUTHがBOOK SHOP(プリンテッドマター)のXEROXコピーを占領し自らコピーし制作されたアートブック。内容は勿論白黒コピーで簡易リング綴じ、厚さ約2cm!様々な彼等のフライヤーやグラフィックや彼等周辺のアーティスト作品を散りばめられたドライブ感溢れる見事な編集のアートブック。初めてこの本を手にした時はクラクラとした、とてつもない高揚感を感じました。記憶ではこの頃彼等は既にかなり売れていたが、自ら手差しコピーをしたこの一般的にはCHEAPと言われそうなスタイルのこのアートブックは彼等のインテリジェンス溢れる反骨精神とD.I.Yスタイルが見事に反映されているとても手触りの良い本だ。私はクリエイティブな物に対して創作行為の中にまるでドンキホーテの様な純粋なチャレンジ精神とユーモアのセンスを持ち合わせている作品をリスペクトしています。彼等は正にリスペクトして止まない大きな存在です。常にD.I.Y精神を忘れるな!と言われている様な大事な一冊です。

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『マンハッタン少年日記』

ジム・キャロル(著)、梅沢葉子(訳)(晶文社)

ドラッグに溺れて行く破滅的な青春実話ストーリー。読み進むにつれ…

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