日本最南端のスキー場が復活 5年ぶりの「南ちゃん」
日本最南端のスキー場である、五ごかせヶ瀬ハイランドスキー場が2024年12月、3年ぶりに営業を再開した。2022年9月の台風の影響によるもので、このタイミングに合わせてCM制作も2019年以来5年ぶりに復活。2010年代に少々際どい表現で話題を集めたCMシリーズの主役「南ちゃん」とともに、町長やスタッフ、地元の人たちも多数出演した。
PICK UP
数多くのソーシャルゲームのCMがオンエアされる中で、モンスターストライクのCMが異才を放っている。ある時は料理教室風、観光CM風。パロディ風CMが多いのかと思えば、青春時代を正面から描いた心を打つCMもある。毎回趣向は違うが、いつも面白い。そんな一連のCMの背景には、どんな考え方があるのだろうか?
モンスターストライク(以下モンスト)のCMが初登場したのは、2014年3月。モンストのCMを当初から手がけてきた電通クリエイティブディレクターの柚川祐一さんは「モンストは、4人で集まって遊ぶアクション系のRPGゲーム。PCのオンラインゲームと違って、リアルに顔を合わせて遊ぶゲームだということをCMでも訴求してほしいと言われていました」と話す。それゆえ、モンストのCMは「4人が集まって遊ぶ様子を描く」のが基本。ただし、1年で20本近く新作を放映するという本数の多さから、作り手には常に新しい打ち手が求められる。それが、「信長と光秀」「クリスマス」「囲碁番組」などシチュエーションの多彩さにつながっている。
エンターテインメント路線が中心のラインナップの中で異色だったのが、2015年8月にオンエアされた「くだらないこと」篇だ。“仲間たちと時間を過ごすことの価値”を美しくドラマチックな映像に昇華させて長尺(90秒、60秒)で描く。「ブランド広告的な位置づけです。ターゲットである10代だけではなく ...