IDEA AND CREATIVITY
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2015年注目のクリエイティブチーム(PR企画)

1つの可能性を10倍にする

1→10

デジタルテクノロジーの可能性を追求して企業の課題解決に取り組む、クリエイティブスタジオ「1→10」。京都に本社を置き、東京、大阪、シンガポール、上海にも拠点を持っている。カンヌライオンズをはじめ国内外で150以上の賞を受賞。広告、ロボット、エンターテイメント、IoTなどさまざまなクリエイティブシーンで事業を拡大している。

01 左上から時計回りに
長井健一さん、梅田亮さん、小川丈人さん、木田広大さん、富永省吾さん、澤邉芳明さん、綿野賢さん

インディペンデントの姿勢を貫く組織

広告、映像、空間、デバイスなど舞台を選ばず、企業活動に貢献することを目的にさまざまなアプローチを行うワン・トゥー・テン。インタラクティブスタジオとして創業した同社だが、Web制作に止まらず「クリエイティブスタジオとして独自の道を歩み出しています」と、CEOの澤邊芳明さんは語る。社名は「1つの可能性を10倍に」を意味し、1→10と表記する。

2015年から、エージェンシー機能とプロダクション機能を統合してワンストップで対応する体制に組織を変革した。COOに小川丈人さん、CCOに木田広大さん、CTOに長井健一さん(1→10Robotics代表)、執行役員に梅田亮さん(1→10drive代表)が就任。

特徴は、多様なクリエイター人材にある。「1→10には、広告会社出身のクリエイティブディレクターやプロデューサーがいるほか、海外出身のイラストレーターやインスタレーションデベロッパー、3DCGクリエイター、デザイナー、プログラマーなど多彩な人材が在籍しています」(COO小川さん)。「1→10Roboticsには、テクニカルディレクターやシナリオライターがいます」(CTO長井さん)。「1→10driveには、玩具会社出身のエクスペリエンスプランナーやメーカーの研究開発に従事していたエンジニアがいます」(梅田さん)。それぞれに専門性を持ち、各分野を横断して、クライアントの課題解決に臨んでいる。

固定観念を破壊するクリエイティブ

クリエイティブディレクター富永省吾さんとプランナー綿野賢さんのクリエイティブセクションは、クリエイティブの力でブランディングを推し進めていくチームとして発足した。

CCOの木田広大さんは、2人が会社に新風を吹き込んだと話す。「従来であれば、何年もの間CDのもとで修行を積んでから、ようやくCDになれますが、彼らは昨年いきなりカンヌライオンズ・ヘルスで銅賞を受賞した。日本で最年少のCD誕生となり、実力でCDの座をつかんだわけです。それ以来、独自のブランディングメソッドを武器に、固定観念を破壊しながらクリエイティブの開拓を続けていますよ」(木田さん)。

富永さんは、クライアントとディスカッションを重ねる中で、一般的なワークフローだと最初に立てたコンセプトとできあがったアウトプットにかい離が生じやすいと感じたそうだ。「僕らは、コンセプトとコミュニケーションストラテジーが導き出すクリエイティブを大事にしています。だから戦略と表現を切り分けないし、媒体を限定しない。業界にとっていい意味でのError(エラー)でありたい」(富永さん)。綿野さんも「クライアントと距離が近い、意志疎通の取りやすいミニマムなチーム」と語る。

2020に“ムーブメント”を起こす

02 日本財団パラリンピックサポートセンター

2015年11月、日本財団パラリンピックサポートセンターが新設された。競争入札を経て、1→10が総合クリエイティブディレクションを担当し、パラリンピックサポートセンターの設計コンセプトから巨大タペストリー、世界初の360度4D映像などを制作。総合クリエイティブディレクターの澤邊さんを中心にクリエイティブチームを編成し、どうすればパラリンピックが興味を持たれ、日本のバリアフリーのあり方を2020年に向けてアップデートできるかを徹底的に議論したという。そこで生まれたのが「i enjoy!」というタグラインだ。

「我々が意識したのは、“ムーブメント”をいかに起こすか。アスリートとしてスポーツを極めた先にあるのは、“楽しい”なんですよ。選手が楽しんでいるということを伝えるために“i enjoy!”をタグラインにしました。観客側にも楽しんでもらいたいという意味を込めています」(澤邊さん)。

オフィスはスタジアム風にデザインし、サインはステンシル書体にするなど、職員も選手と一緒になって戦う場になるよう演出。各団体がコミュニケーションをとりやすいよう壁を取り払い、車いす用の表彰台も用意した。「世の中は、変化を求めている。パラダイムチェンジを起こすには、大きなビジョンと小さなきっかけがあればいい」(澤邊さん)。自由な発想で生まれるクリエイティブが、未知の可能性を10倍にしていくだろう。

03 ソフトバンク Pepper


04 サントリー PEPSI STRONG BALL


05 サンスター GUM PLAY

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