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世界で働く日本のクリエイター

ベルリンで、映画・映像の変化の波を楽しみたい

中島 悠

米国ドキュメンタリーフィルムの映画祭AFI(American Film Institute)DOCS2015に正式出品されたほか、撮影を手がけた短編作品などで出品歴や受賞歴を持つ映像作家の中島悠さん。拠点をニューヨークからベルリンに移し、映像分野で国際的に活躍している。

01 Documentary Short Film「KATSUO-BUSHI」 (監督)

 

21世紀の映像・映画の波に乗り切りたい

ベルリンはパリの約9倍も面積の大きい都市なのに人口は約1/2。空きスペースが多く、アーティストはそこにスタジオを安く借りて制作や発表を行っている。豊富な助成金システムもあり、ベルリンのデザインやアート界は元気がいいと中島さんは語る。

ベルリンで働く契機について中島さんは、「日本は故郷であり心の中では切り離せない存在。身体を切り離したらどうなるか試してみたかった。自分の居場所を自分で作るという気概があれば住む場所は変えられます」という。仕事で重視しているのは、人との繋がり。「クルーに対する尊敬の気持ちは日常的に口に出して伝えています。あとは、自分が感じる“良い”感覚に常に誠実にあろうとすること、テクノロジーの進化への興味を失わないようにすること、そして行動することをいつも心がけています」。

中島さんの目標は、海外や日本で繋がった …

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