SXSWの一番の見どころはセッションであると言われるものの、トレードショーにもさまざまな発見と出会いがあふれている。特に今年のトレードショーは日本からの出展者が急増し、世界各国のメディアの注目を浴びていた。日本ブースは世界の来場者からどう見られていたのか。現地を訪れた西村真里子さんがレポートする。
メディアの注目度はピカイチ
日本の国別展示ブース
今年、SXSWへの世界各国からの来場者、出展者数は共に増加を見せたという。その理由のひとつは、世界中のスタートアップがSXSWを目指し、テキサスの地に乗り込んだからだろう。スタートアップビレッジの面積やセッション数も昨年比増で勢いを感じる。
SXSWの全会期10日間は、前半戦の「インタラクティブ」、後半戦の「ミュージック」、会期中ずっと楽しめる「フィルム」の3つで構成される。来場者の服装も、前半はビジネス色の強いジャケット着用ファッションが多く見受けられるが、後半はタトゥ占有率が高い人々が増えていく。ここで掘り下げるインタラクティブ・トレードショーは4日間開催されるのだが、ビジネスパートナーを探すには最初の2日間が勝負であると言われる。筆者も2014年にブース出展し、前半2日間が名刺交換の嵐であったことを思い出す。
SXSWのトレードショーは大きく“大企業/団体ブース”と“国別ブース”に分かれる。大企業/団体ブースには …