インテリアやシューズといったプロダクトと空間デザインを手がけるデザインチーム「マッドスネイル」を21 歳で設立。27歳で「第七創個」を創立。最近、自社ブランドも立ち上げたプロダクトデザイナーの藤本有輝さん(現在30歳)。その道のりは挑戦の連続と話す。
「できます」と返し、「できる」を量産する。
「昔、憧れた人が皆何かを作る人だったんです。それで、高等専門学校のデザイン工学科に進み、自動車や照明などのデザインを勉強していました」(藤本さん)。
学校卒業後は仲間とデザインチーム「マッドスネイル」を設立し、ものづくりを始める。「仕事の依頼はないので、制作物は『在庫』と呼んで勝手に作っていました」。
初となる依頼は友人のアパレル展示会の内装デザイン。「やったことはなかったけれど、やる!と即答。報酬はなし、セレクトショップを開きたくて貯めた貯金を使って、連日徹夜の末、2階建てのウォークインクローゼットを作りました。でも …
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