「うちで踊ろう」(2020年、星野源)他
名言ヅラしていなくて、みんなのおもちゃになるようなコピーが好きです。「ダッダーン」は幼稚園でゲラゲラ笑いながら真似していた、原体験とも言えるコピー。当時はダダンというのが商品名だということも知らず、ただ語感が面白くてひたすら繰り返していたのですが、それってコピーの究極の到達点ではないかと思うのです。意味がないけれど魅力的な言葉には今でも強い憧れがあります。
名作コピーの時間
松下電工 ※現パナソニック/1992年
○C/一倉宏
資生堂(アクテアハート)/1997年
○C/岩崎俊一
日産(セレナ)/1999年
○C/小西利行
自分にとって印象深いコピーを3本。とても難しいお題です。すごいコピー、尊敬するコピーはたくさんありすぎますから!でもそこで思ったのが、まだ自分がコピーライターではなく、広告の仕事に興味もない頃に好きだったコピーってなんだろう?ということ。「仕事」というフィルターも何もない、素人の自分の心にぐっと刺さり、何かしらの影響を与えた言葉。パッと思い浮かんだのが、この3つでした。
「きれいなおねえさんは、好きですか。」このCMを見たのは、中学生くらいの時です。思春期っぽい弟の目線で、きれいな姉を描くストーリー。その目線の初々しさや美しさに、ドキドキしたのを覚えています。私にも弟がいるのですが …