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DIRECTOR'S WORKS

会話劇はキャラクターが命/KDDI「あたらしい英雄、はじまるっ」

浜崎慎治

あの話題のCMの演出やキャスティングについて、ディレクターにインタビュー。第7回は、会話劇の魅力が詰まったauの新CMシリーズを手がける浜崎慎治監督です。

01 KDDI au 「桃太郎」篇 演出コンテ

3人揃ったライブ感を重視する

浜崎慎治監督は、深夜のファミレスで仕事をすることがある。「周りの若い子たちのグループの会話がどうしても耳に入ってくるんです。くだらない話ばかりなのですが、話し方が妙に上手い人がいたり、その先どうなるの?って続きが気になっちゃって。そのグループ内でうまくキャラが成立していて仲のいい感じがすごく伝わってきます。このCMは、そんな『若者のくだらなくて面白い会話を隣で聞いている感じ』が出るといいなと考えていました」。

会話劇なので、特に重要だったのがキャラクター設定だ。浜崎さんはCDの篠原誠さんと相談しながら、3人の細かいキャラクターを1枚ずつ設定シートにまとめ、事前に3人の役者に渡した。例えば桃太郎は …

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