プロ、アマ問わず競い合うコピーバトル、C-1グランプリ。今回のお題は、山口広輝さんとCMディレクター 早川和良さんというお二人。テーマは「クラシック音楽が聴きたくなるコピー」です。
出題テーマ:クラシック音楽が聴きたくなるコピー
たくさんのご応募ありがとうございました。じっくり審査させていただきました。全体としては、お題がシンプルだった分、逆に難しかったのかな?という印象でした。クラシック音楽といえば「知的」「優雅」「歴史がある」「眠くなる」といった共通イメージがありますが、これらの「みんなが既に分かっていること周辺」でコピーを書いている人がほとんどでした。大切なのは「そんなことは分かっていても聴いていない人」に何をどう言うべきか。そこまで考えられているコピーかどうかをひとつの大きな審査基準としました。同じような切り口の場合は、言い方が鮮やかなほうを選んでいます。今回選ばれなかった方は、もう一度自分のコピーを、自分がそれを言われたときに「ウソだと思わないか?」「ホントに行動しようと思うか?」といった視点で見つめ直してみると良いと思います。偉そうに言って恐縮ですが、この最後のフィルタリング作業がとても大事なんです。ホントに。(山口広輝)