ブレーンのカバーを飾るのは、世界の先端を行くクリエイターたちの作品。「BRAIN’S BRAIN」では、「HAPPY CREATION」をテーマに彼らが制作したビジュアルとオフィスや仕事を紹介していきます。1 月号の表紙を制作してくれたのは、チョークアーティストとして知られるDana Tanamachiさんです。
――表紙のアイデアについて教えてください。
夏の終わりのNY の限られた晴れた日を利用して、草や花、枝、羽といった自然にあるものをサイアノタイプという技法でプリントしようと思いつきました。ブルックリンでは、冬が長く感じます。そこで、夏の要素を捉えたいと考え、この日光写真のプリントを作りました。コンピューターから離れて、花や草木を採集する午後のひとときはとてもワクワクしました。
私は、友人の庭から花など、さまざまな自然のオブジェを採集し、感光紙の上にそれらを並べました。数分、太陽の下においてから、水につけて太陽の光にそれ以上当たらないようにしました。そのシートが乾いていくにつれて、インディゴ色の紙には、徐々に並べていた自然の要素が白く浮き上がってきました。それから、自分のスタジオにプリントを持ち帰り、スキャンして取り込み、デザインを作りあげました。
――そのアイデアはどのように生まれましたか。
アメリカ北東部で夏の間、ずっと日光写真のワークショップに参加しました。それが、本当に楽しかったのです。しかし ...