富士ゼロックスは今年「四次元ポケットPROJECT」を開始。日本の中堅・中小企業の技術を結集し、これまでにないものづくりを始めた。
中堅・中小企業の可能性を伝える「ひみつ道具」
「どうだ、ドラえもん」、こんなキャッチフレーズを掲げ、今年1月から始まったのが富士ゼロックスの「四次元ポケットPROJECT」だ。これは日本各地の中堅・中小企業6社の技術を結集し、ドラえもんの「ひみつ道具」作りに挑戦するというプロジェクト。今年1月には「セルフ将棋」を、8月には「望遠メガフォン」を制作した。そして、制作のプロセスをCMとしてオンエアしたのである。
これは同社のITソリューションの認知を高めるために制作されたコミュニケーションだ。「ITソリューションは目に見えるものではないし、他社との差別化も難しい。しかしターゲットである中堅・中小企業での認知を拡大したいと企画を検討をしていました。そこで当社のITソリューションを ...