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ベルリン「子供らしい」デザインって何?

01~04 実は子育てしやすい街、ベルリン。しかし、子どもたちが遊ぶ公園でよく見られる遊具のデザインや意味は謎。
Photo:Taizo Matsuyama

子育てに選ばれる街ベルリン

ベルリンといえば「テクノ、若手アーティスト、廃墟、グラフィティ」…というのは昔の話。壁崩壊後、特に南ドイツから移住した若者が一新した旧東ドイツのプレンツラウアー・ベルク地区は今やドイツで最もベビーカーの多いエリアとして有名で、禁煙ならぬ「ベビーカー禁止」のカフェがあるほどです。

ベルリンは広い公園が多く、湖畔で日帰りピクニックができるような場所も郊外にたくさんあります。ロンドン、パリ、NYなどと比べ物価も安く治安も良く、地産地消・有機の食材も入手しやすいため、子育ての場に選ぶ移住者が増えています。

出産率が高まっているエリアは、私たちシンプル組合の拠点であるクロイツベルク区。主に旧西ドイツに位置し、60年代に労働力として移住したトルコ移民が作り上げた独特のベルリン×トルコ文化が特徴です。

この地区を歩くと、アジア、欧州、南北米、アフリカ、中東など多国籍の家族を目にし、多様な言語を耳にします。モスクから空手道着を着てケバブをくわえた金髪碧眼の少女が走り出てくるなど、民族、ナショナリティとは何かを考えさせられます。

このあたりの公園はたいがい全面砂場で…。

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