グライダーアソシエイツが運営するキュレーションメディアサービス「Antenna(アンテナ)」が、5月に初めてテレビCMをオンエアした。モデルのローラさんが出演し、「指図されたいオンナ」「満たされないオンナ」「確かめるオンナ」という3パターンの女性像を演じ分けている。この企画は、2社コンペでプレゼンが行われ、博報堂の企画案が採用された。
CMオンエアの2ヶ月前の3 月、Antenna 活用術を紹介するライフスタイルマガジン「clip!」を同社が発売。そのカバーガールにローラさんを起用していたことから、オリエンテーションでは、ローラさん出演のテレビCMを2ヶ月後にオンエアすることを提示した。博報堂の企画案に決めた理由として、同社の岩崎奨さんは、1つ目に、キュレーションメディアが増えてきた中、マーケティング戦略を踏まえた上でAntenna の立ち位置を示したこと。2つ目に、ローラさんがこれまで見せてこなかった新しい女性像を通して、Antenna の機能というよりも世界観を伝えるCMの提案をしたこと。3つ目に、博報堂のクリエイティブディレクター岡田文章さんたちの「AntennaのCMをつくりたい」という情熱を強く感じたことを挙げる。「特に、ローラさんへの情報収集の熱意には驚きました。雑誌のムック本のようなクオリティで、各メディアから抜粋したローラさんの語録“一冊まるごとローラ〞の冊子を準備してくれました」と博報堂ケトルの石原篤さんが企画した冊子について振り返った。
プレゼン後さらに求めたのは、Antenna らしいセンスの良さと…