「不発の核弾頭 爆笑問題」(1992年~、『ボキャブラ天国』)他
以下のキャッチコピーを参照されたい。①広告戦線の異端児 ②制約破壊の爆撃機 ③CM界の冷徹スナイパー ④企画のいずれもとあるルールのもと、AIが僕につけたものだ。どことなく漂う、血のにおい……。
『花終わる闇』ほか
○C/開高健
○C/ルター
○C/秋山晶
コピーは絶望だった。
多くのクリエイターもそうだったように、就職活動を始めるまでは、広告代理店はおろかコピーライターの存在すら知らなかった。
大学教授の父の背中を追い、自分も研究者になりたいと思っていた。人生経験しとくか、ぐらいの気持ちで就職活動をした。相手をナメてる分内定をドカドカもらい、調子に乗った。働くなら(研究者と同じように)考える仕事を、と博報堂を選び、調子に乗ったままクリエイティブ試験を受け、落ちた。
4年後、2回目の試験も落ちた。大学で研究者になったもうひとりの自分が、冷たい目で自分を見ていた。息子が研究者になることを期待していた父の顔も見られなかった。俺はクズだ。
1冊の本をふと読み返した ...