月替りのクリエイター6人によるショートアイデア。今月のお題は「2014年に向けて」。
Q.2014年、これだけは「しない」ことを教えてください。
芳谷兼昌(よしたに・けんしょう)
電通 第5CRP局 コピーライター
A.「あと1時間したら本気出す」を「しない」。
コピーをつくるとき。22時になったら書き始めよう。なんて思いながらダラダラしていて、その時間がくると、やっぱり23時になってからやろうと再びダラダラする。そしたらすぐ24時になって、気づいたら右手にはグラスが握られていて、今夜はもう寝て早起きして書こう。と夢の中へ潜り込んでしまう。最初のあの決意は何だったんだ?これを2014年の「しない」に加えたい。
井口理(いのくち・ただし)
電通パブリックリレーションズ チーフPRプランナー
A.ファクトに頼ることを「しない」。
「PRはファクトありき」と主張してきたんですが、もはやハード・ファクトやドライなデータだけでは人を動かすことはできません。私たちが生活者にとっての潜在的価値を見いだし、そこにマッチする「腑に落ちる情報」として加工、提供してこそ、カスタマーエンゲージメントにつながるはず。これがPRにおけるクリエイティビティなんじゃないかな。