東洋水産の「マルちゃん 麺づくり」は今年で発売21周年となるカップ麺ブランド。「コシのあるノンフライ麺を使用し、すっきりとしたスープが味わえる、スタンダードな美味しさのカップ麺」をブランドコンセプトに、年間600種類以上の商品が発売される即席麺市場において、非常に高い認知度を得ている。しかし、その一方で、同社が実施した調査結果を見ると、消費者が麺づくりに対して抱いているイメージは「やや麺にこだわっている」「やや定番感がある」といった、必ずしもポジティブとは言えない意見もあった。
「『スタンダードな美味しさ』だからこそご支持をいただいていることは確かです。ただ、スタンダードな商品というのはどうしても『無難』『普通』と受け取られ、ブランドイメージの確立には難しい面がある」と同社宣伝部の平田祐基さんは話す。
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