IDEA AND CREATIVITY
クリエイティブの専門メディア

           

デザインのロジカルプレゼン

ニュートラルな発想が正しいロジックを生む

メニコン×八木義博(電通)

コンタクトレンズMagic 1day Menicon Flat Packは、約1ミリの薄さという特徴を持つ商品。しかしあえて、目が行きがちな薄さとは異なるポイントを訴求点として設定し、商品のあり方そのものを変えるプレゼンがなされた。

プレゼン資料

01, 02 メニコン「Magic 1day Menicon Flat Pack」プレゼン資料

訴求ポイントを再考する

メニコンから発売された、薄さ約1ミリのパッケージに入ったコンタクトレンズMagic 1day Menicon Flat Pack(以下Magic)。1箱30枚入りで、パッケージのデザインは全部で15種類あり、すべてのデザインは4つの記号によって構成されている。電通のアートディレクター八木義博さんが手がけたものだ。

当初メニコンが行ったオリエンは、新たに開発された「薄さ1ミリ」というコンタクトレンズの広告を展開していきたいというものだった。薄さが商品の最も大きな特徴ではあるが、いざ考えてみて八木さんが感じたのは「"薄い"ことが本当にユーザーにとって価値のあることなのか?」という疑問だった。「それにいったん薄さを訴求点として打ち出すと、競合他社とパッケージの薄さを競争するような結果になりかねないとも感じた」という。

あと77%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

デザインのロジカルプレゼン の記事一覧

ラフォーレ原宿に聞く 広告ビジュアルの判断基準
社員で投票 多数決で広告ビジュアルを決める
ニュートラルな発想が正しいロジックを生む(この記事です)
複雑なサービスをピクトグラム化して提案
教えて先輩!プレゼン現場発の"あるある"お悩み
クライアントとクリエイター、日常の関係性がプレゼンの鍵
ロジックでは大きな方向性を伝える
デザインのロジックにはかけ算の飛躍が必要

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
ブレーンTopへ戻る